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  • 日本女性の美意識の変化 自分の魅力に気づくフェイスポジティブ・メイクの時代

  • 2023/07/06 0:00 公開  編集部
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    資生堂ジャパン株式会社は、日本女性の美的価値観の変化を把握するために「自己認識と美に対する意識調査」を実施しました。

    調査結果から、日本女性の意識が変化し、自分らしさを表現する「自分美」と、自分の顔の特徴を活かしたメイクがポジティブなマインドと心地よさをもたらすと考えられていることがわかりました。しかし、自分の魅力が分からない人が37.9%おり、自分らしい状態を実現できている人は全体の25.8%という乖離が見られました。一方、顔の特徴を活かすメイクへのニーズが62.9%と台頭し、顔のコンプレックスを隠す消極的なメイクをしたい人は17.8%に留まることが分かりました。

    この調査から、日本でも自分美を表現するフェイスポジティブ・メイクの時代への兆しが見られ、自分の魅力に気づき、活かすメイクへの需要が今後さらに高まると予測されます。

    日本女性の美意識の変化 自分の魅力に気づくフェイスポジティブ・メイクの時代

     

     

    ■「自分らしい」状態とは、自分が納得できて心が満たされること。一方、理想の「自分らしい」の実現度は 25.8%と大きなギャップが発覚!

    「自分らしい」美しさがどういう状態であるかについて、「自分が似合うと思えること(51.1%)」、「自分が納得していること(45.8%)」、「心が満たされていること(35.8%)」が上位の結果となりました。一方、その実現度には「自分が似合うと思えること(25.8%)」、「自分が納得していること(23.6%)」、「心が満たされていること(12.3%)」と、実際に自分らしさを実現できていると考える割合は 1/3 以下の結果に。自分らしさに対する理想とその実態には乖離があることが明らかになりました。(図 1)

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    ■37.9%が「自分の魅力がよくわからない」という事実。

    「自分らしい」の理想と現実にギャップが見られる中、その実現へのバリア要因として「自分の魅力がよくわからない(37.9%)」が 4 割近く、また「自分の特徴が分からない(21.8%)」も上位に上がり、自分美実現への大きな障壁となっていることが伺えます。(図 2)

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    ■ 47.1%が「自分らしい」メイクのイメージができない“メイク迷子”と判明。

    「自分らしい」メイクの想起度を聞いた設問では、「どんなメイクかはっきりイメージしている」人は全体の 6.6%に留まり、「どんなメイクかイメージできない(13.2%)」「あまりイメージできない(33.9%)」と、およそ2人に1人(47.1%)が「自分らしい」メイクのイメージを掴めていない、“メイク迷子”であることがわかりました。(図 3)

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    ■ メイクへのニーズにもポジティブなムードが顕在化。自分の特徴を活かしたメイクをしたい人が 62.9%に。

    メイクを通じて自分の顔の特徴を活かしたいか、または修正したいかという質問に対し、「活かしたい」と回答した女性は 62.9%にものぼりました。一方で、「修正したい」と消極的な回答をした人は 17.8%に留まり、多くの女性が、自分の顔の特徴やパーツ、質感を「自分らしさ」として活かしたいと捉えていることが判明しました。(図 4)

    日本女性の美意識の変化 自分の魅力に気づくフェイスポジティブ・メイクの時代

    ■ 「自分の魅力を際立たせるメイク」は、「コンプレックスを隠す・修正するメイク」より、心地よさを生み出し、自己の内面に向けた意識が高まることが判明。

    回答者に「コンプレックスを隠す・修正するメイク」と「使用者の魅力が際立つメイク」を実際に施し、2 つのメイクのそれぞれの感想を聞いたところ、「心地よさ」、「自分らしさ」、「好み」の 3 評価で、「コンプレックスを隠す・修正するメイク」よりも「使用者の魅力が際立つメイク」の方が高い結果となりました。(図 5) 自分の魅力を際立たせるメイクによる自分らしさは心地よさをもたらし、さらに、自己の内面に向けた意識の高まりを生み出すことが判明しました。(図6)資生堂は、この調査のように美容行為がもたらす気持ちや行動の変化における科学的に探究を行い、学会発表※などの活動を続けています。

    ※「第 17 回日本感性工学会春季大会」(2022/3/25-3/26)

    日本女性の美意識の変化 自分の魅力に気づくフェイスポジティブ・メイクの時代

     

    【資生堂・自己認識と美に対する意識調査  調査概要】

    定量調査
    調査期間:2022年6月27日(月)~ 6月29日(水)
    調査方法:インターネット調査
    調査対象:15~69 歳の女性
    対象エリア:全国
    有効回答数:2,500名

    心理実験
    調査期間:2022年10月17日(月)~10月20日(木)
    調査方法:対面試験
    調査対象:30~40代の普段コンプレックスを隠すメイクをされている女性
    対象エリア:首都圏
    有効回答数:30名
    実施内容:ヘアメイクアップアーティストにメイクが際立つメイク、使用者の魅力が際立つメイクそれぞれ実施いただいた後に、心理尺度を含むアンケートを実施(来場調査)

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