生活クラブ、パスチャライズド牛乳工場45周年　「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」プロジェクトを開始

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、「パスチャライズド牛乳」の工場が2024年で45周年を迎えることを機に、飼料価格や燃料費の高騰などで厳しい状況にある酪農家を応援する「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」プロジェクト（リンク）を開始します。

「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」プロジェクトについて

生活クラブの「パスチャライズド牛乳」は、近代酪農の発祥の地とされている千葉県、そして栃木県、長野県に牛乳工場を持ち、組合員への配送と、東京・神奈川・埼玉・千葉の４都県に展開している生活クラブのお店「デポー」で取り扱っており、年間販売量は約1,030万リットルにおよぶ、生活クラブを代表する消費材の一つです。

昨今の飼料や燃料の価格高騰により原料となる生乳の生産コストが上昇していることなどから、とくに都市近郊の酪農家は危機的な経営状況となっています。そのような中、生活クラブは2023年2月に全国の組合員から緊急カンパを届けたり、牛乳の価格に2円上乗せし生産者に寄付する「2円で応援！未来を明るくミルクビジョン」キャンペーンを行なうなど、さまざまな取組みをしています。

生活クラブでは、2024年に牛乳工場設立45周年という大きな節目を迎えることを機に、認知度わずか7％にも関わらず、生乳のおいしさと栄養価が最大限に活かされた「パスチャライズド牛乳」を、より多くの方に知ってもらい、国内の酪農の維持につながるよう「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」と銘打ち、プロジェクトをスタートしました。

プロジェクトの内容

今回のプロジェクト発足を機に改めて「パスチャライズド牛乳を初めて飲んだ方々はその味にどのような反応をするのか？」という点に焦点を当て、一般の方々を対象に試飲していただき、その様子をドキュメンタリーとして動画に収める取り組みを行ないました。動画では、アンケート調査や感想のみでは捉えることのできない表情の微細な変化を、最新技術の感情認識AIで分析し「ＷＯＷ値」として計測しました。プロジェクト動画「もうひとつの牛乳-Another Milk-」は2024年1月16日から公開をスタートします。

また今後より多くの方々に知っていただくための機会創出を図るべく商業施設において試飲会も実施しました。試飲会に参加した107名へのアンケート調査結果から、パスチャライズド牛乳は「飲みやすい」（90%以上）に続き、「新鮮である」（85%以上）、「まろやかである」（70％以上）やいつも飲んでいる牛乳と「違いを感じる」（70％以上）との回答が得られるなど、軒並み好反応となりました。

最新技術のAIで抽出し「ＷＯＷ値」として計測したドキュメント動画「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」概要

タイトル：「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」　
公開日：2024年1月16日
YouTube：

short ver.　30秒　リンク

long ver.　１分45秒　リンク

国内での「パスチャライズド牛乳」認知度調査について

調査概要
調査対象：10~60代の男女664名
調査日：2023年9月8日（金）～9日（土)
調査方法：インターネット調査
調査サマリー
・『あなたは「パスチャライズド牛乳（パスチャライズ牛乳）」を知っていますか？』の問いに、『知っている』との回答は、わずか7.3％にとどまった。（n＝664）
・しかし、「パスチャライズド牛乳」のイメージや情報を認知したうえで、『パスチャライズド牛乳を飲んでみたいと思いましたか？』との問いには、61.9％が利用意向を示した。
（n＝664）

商業施設での107名試飲会＆調査

実施概要
会場：イオンレイクタウン「mori」 1階 花の広場
実施時期：2023年10月22日（日）10:00～18:00
有効回答数：107件

調査結果

Q：いつも飲んでいる牛乳と比べて違いを感じましたか。また違いを感じる点はどこですか。（n＝107）
「いつも飲んでいる牛乳」との違いについては、「違いを感じる」（70％以上）との回答が得られ、また違いを感じる点としては「飲みやすい」（90%以上）に続き、「新鮮である」（85%以上）、「まろやかである」（70％以上）と、軒並み好反応であった。

Q：パスチャライズド牛乳を今後また飲んでみたいと思いますか。（n＝107）
「パスチャライズド牛乳」を、「また飲んでみたい」との回答が90％を超える結果に。