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  • リクルートが現役高校生にアンケート、資産形成の授業「楽しかった」72.8%

  • 2024/04/15 0:00 公開  編集部
  • 株式会社リクルートが提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、スタディサプリ編集部の高校生エディター&公式LINE登録者を対象に「資産形成の授業」に関するアンケートを実施しました。

     

    2022年度から内容の充実化が図られた金融教育「資産形成の授業」への高校生のリアルな反応は…?「楽しかった」が7割で、ポジティブが勝る結果に

    2022年度からの新学習指導要領に盛り込まれた金融教育。それを受けて「資産形成の授業」がスタートしました。内容は、家計管理とライフプランニング、保険について、NISAや投資といった資産形成、また金融トラブルなど多岐にわたり充実しています。一方、高校生にとっては身近に感じられないものでもあります。そこで、実際に授業を受けた現役高校生に授業の率直な感想を聞くと、「楽しかった」が7割でポジティブな様子が感じ取れました。

    Q.資産形成の授業を受けて楽しかったですか?

    リクルートが現役高校生にアンケート、資産形成の授業「楽しかった」72.8%

    (単一回答/n=589)

     

    授業後の自分の資産形成への感想は、“やってみたい”“早く始めるとよさそう”と自分ゴト化された様子 “現実的に資産形成を始めたい”平均年齢は「23歳」。自ら稼いで自由にお金が使えるようになったら

    高校生にとって、まだ自分の自由になるお金はそう多くないと思いますが、そんな中でも、資産形成の授業を受けた後の自らの資産形成に関する感想TOP5を見ると、「少額からでもできることをやってみたい」、「真剣に考えたい」といった“やってみたい”という、しっかりと当事者の立場にいる感想が上位にランクイン。また、「将来への不安が少し軽減された」というポジティブな感想も見られました。さらに、現実的に資産形成を始めたい年齢を聞くと、平均年齢は「23歳」で、四年制大学卒業後の社会人1年目の年齢となりました。自分で稼いだお金の用途を、自ら自由に決められる年齢であり、高校生にとっては“最も近い大人”の年齢なのではないでしょうか。

    Q.授業を受けて自分が資産形成(備える、貯める、増やす)をすることについてどう思いましたか?

    リクルートが現役高校生にアンケート、資産形成の授業「楽しかった」72.8%

    (複数回答/n=589)

     

    編集長コメント 

    身近な生活行動の改善から大人同様の資産形成行動まで、高校の授業がきっかけとなって高まる金融リテラシーやキャリアイメージ

    お金を「使う」「備える」「貯める・増やす」ことについて、「興味が湧いた」「将来のお金の計画に役立ちそうだと思った」「さまざまな増やす手段があることが分かった」など、前向きに捉えている様子が浮かび上がる結果となった今回の調査。「衝動買いをやめた」「無駄遣いをやめた」のような日々の生活改善から、実際に「NISAを始めました」「FPの資格を取るべく勉強を始めた」といった大人同様の資産形成・ライフプランニングへの意識の向上まで、学校での授業がきっかけとなって、興味や関心が具体的行動にまでつながっている高校生も多く見られました。また、数は多くはないものの、経済学部や商学部への興味を持ったり、「金融関係の仕事もありだなと思った」のような、将来の進路への影響も見られました。

    一方、「お金の授業を受けて、関連することを保護者の方と何か会話した?」の問いに対しては、約85%の高校生が「NO」と回答。学校の場でせっかく高まった金融知識や資産形成に対する意識が一過性のものとならないように、最も身近な大人である保護者と、家庭内でも「お金の話」をすることで自分ゴトとして捉えられ、より金融教育の成果が真に役立つものとなるのではないでしょうか。

    『スタディサプリ進路ブック』 編集長 金剛寺千鶴子

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