• リサーチ
  • エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

  • 2023/09/28 0:00 公開  編集部
  • 日本最大級のレンタルトランクルーム「ハローストレージ」を運営するエリアリンク株式会社は、自宅の整理整頓や荷物の一時保管場所として後成の長が見込まれる国内のトランクルーム市場調査を実施しました。


    市場規模は、物件数増加に伴い拡大し、2030年には1,123億円となる見通し

    2022年の国内のトランクルーム市場規模は、売上高で前年比6.0%増の747億円でした。物件数では13,200件、室数では569,800室となっています。

    エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

    今後も市場規模として年4~5%程度の伸びが予想され、2030年には、2022年の1.5倍となる1,123億円まで拡大し、物件数、室数はそれぞれ17,800物件、86万室まで増加する見込みです。業界上位の事業者を中心に出店に意欲的であることや、トランクルームへの認知度のさらなる向上などを要因として、物件の件数を増やしながら拡大していくことが期待されます。

    エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

     

    市場における屋外型と屋内型の内訳

    コンテナを利用した屋外型のトランクルームとビル一棟、ビルのフロアの一部を利用した屋内型トランクルームそれぞれのタイプ別の市場規模については、2022年の市場規模全体747億円のうち、屋外型が393億円(52.6%)、屋内型が354億円(47.4%)と屋外型がやや高い傾向でした。物件数では、屋外型が8,800件、屋内型が4,400件と、屋外型の方が2倍の物件数を展開しています。

    エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

     

    エリア別の展開状況は、関東エリアがトップ、都道府県別では東京都、神奈川県、埼玉県の順に

    2022年の各エリアの市場全体を占める物件数の割合は、関東エリアが全体の54.9%(7,250件)と全体の半数以上を占めています。続いて近畿エリアが14.0%(1,850件)、東海エリアが13.0%(1,710件)という結果になりました。都道府県別では、東京都が最も多く21.9%(約2,900件)次に神奈川県が14.0%(約1,900件)、埼玉県11.1%(約1,500件)と東京都が最も多い結果となりました。

    エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

    金額ベースでも、関東エリアが63.3%(473億円)と6割を占めることから、東京都を中心として需要は高まることが予想されます。引き続き、業界全体で1都3県を中心に物件の展開に注力していくと予想されますが、当社は更なる市場拡大に向けて、地方での開拓にも積極的に取り組んでまいります。

    エリアリンクが国内トランクルーム市場調査を実施 エリア別市場規模では関東が63.3%を占める結果

     

    調査概要

    調査期間:2023年6月~9月
    調査対象:全国のトランクルーム事業者 ※宅配収納サービス、関連マッチングサービス、法人向け文書保管サービス(法人向け商品保管サービスは対象外)
    調査内容:日本のトランクルーム市場規模推移、物件形態別構成比、エリア別構成比、事業者シェアの調査。主要事業者への事業展開動向のヒアリング。

新着