Z世代※を対象としたシンクタンク組織『Z総研』と株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』の共同プロジェクト『はたらきかたラボ』では、Z世代の仕事観について、調査を行いました。※ジェネレーションZ世代(1995年以降生まれの若年層)
リモートワークの定着や副業をする人の増加など、仕事環境やキャリアの考え方が次々と変化する中、会社においては若手であるZ世代はどのような仕事観を持っているのでしょうか。本調査は、Z世代の「仕事観」を深堀りし、仕事観の多様性を知るためにZ総研が運営するリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーへのアンケートを実施しました。調査の結果、仕事やキャリアについて考えるとき約9割が「変わり続けることが成長」と考えていることが分かりました。一方、約7割が考えてから動く「慎重派」と回答。自身に変化を求めさらなる成長を考えつつも、不安な社会情勢もあり、行動には慎重になっているZ世代の心理が判明しました。さらに約3人に1人が転職を視野にいれていることが分かりました。また「好きなことを仕事にしたい」と約8割が回答し、好きなことを仕事にすることが、モチベーションや向上心に繋がると考えていることが分かりました 。
■調査概要
調査タイトル: Z世代の仕事観の調査
調査時期:2022年5月27日から2022年5月31日
調査対象:全国の男女18〜25歳の社会人経験者 163名
調査方法:インターネット調査
調査主体:Z総研×マイナビ転職
※構成比の数値(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
■調査結果:詳細
69.3%が『今の職場でしばらく頑張ろうと思っている』と回答。一方で30.7%が転職を視野にいれていると回答。理由は、キャリアアップや挑戦。職場環境も影響。
今の仕事についてどう思っているかと質問したところ、69.3%が「今の職場でしばらく頑張ろうと思っている」と回答。理由には、経験値やキャリアアップ、人間関係や職場の環境が良好だから、仕事が楽しいといった回答が挙げられました。一方、30.7%が「転職も視野にいれている」と回答。キャリアアップや別のことに挑戦したいなど、自分の将来を見据えた回答がある一方、待遇や職場の環境に不安があるといった回答もありました。
キャリアに関して『変わり続けることが成長だと思う』と答えた人が92.0%。一方、『考えてから動く』慎重派が71.8%。
仕事やキャリアについての考え方を聞くと、92.0%が「変わり続けることが成長だと思う」と多数の回答を集めました。理由としては、時代や環境も日々変化しているため、自分もそれに合わせて変わり続けたほうが良いという回答が多く挙げられました。一方、仕事やキャリアについての考えるときについての行動を聞くと、「考えてから動く」と回答した人が71.8%と行動には慎重な姿勢も見られました。自身に変化を求め、さらなる成長を考えつつも、不安な社会情勢もあり、行動には慎重になっているZ世代の心理が見受けられました。
チームで仕事を進めることにやりがいを感じる人が66.3%!自分にないものを補い合える、達成感を感じると回答。
仕事のやりがいについて「ひとりで進める仕事にやりがいを感じる」か「チームで進める仕事にやりがいを感じる」かを聞くと、「 ひとりで進める仕事にやりがいを感じる」人が33.7%に対し、「チームで進める仕事にやりがいを感じる」人が66.3%と、3人に2人が「チームで進める仕事にやりがいを感じる。」と回答する結果となりました。「ひとり」を選んだ人は、コツコツ作業をしたいといった回答や、気を使わなくていいといった回答が挙がっていました。「チーム」を選んだ人は、仕事を進めることで自分にないものを補うことが出来たり、協力することで達成感をより一層感じることが出来るといった回答が多く挙がりました。
「好きなことを仕事にしたい」が84.0%と多数。モチベーションや向上心に繋がると回答。
仕事やキャリアへの考え方について「好きなことを仕事にしたい」か「仕事は続けるうちに好きになると思う」かを聞くと、 84.0%の人が「好きなことを仕事にしたい」と回答しました。好きなことを仕事にすることで、モチベーションや向上心に繋がり仕事を続けていくことが出来ると考えていることが分かりました。また、人生一度きりだから楽しいことがしたいといった意見や、苦しいときに頑張れるといった声もみられました。「仕事は続けるうちに好きになると思う」と回答した人は、好きなことを仕事にしてしまったら嫌いになりそうといった意見や、好きなことは休みの日にする、福利厚生を重視した、やりがいをみつければ好きになれるといった声も挙がっていました。
■交通広告概要
調査を受け、様々な価値観で働く人が自分と向き合うきっかけになればと思い、「見る角度によってコピーが変わる交通広告」を新宿駅にて2022年6月13日(月)から掲出を開始します。
広告には見る角度によって全く異なるデザインへ切り替わるベローズプリントを採用しています。見る角度によって相反する仕事への考え方を提示することにより、「働く人の数だけ答えがある」という働き方の多様性を表現しています。
掲出場所:新宿駅
掲出期間:2022年6月13日(月)から6月19日(日)