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  • 【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

  • 2021/10/06 0:00 公開  編集部
  • 日本酒造組合中央会より最新の本格焼酎・泡盛の情報をご紹介いたします。


    <メニュー>

    ・「本格焼酎・泡盛」ってどんなお酒?
    ・「本格焼酎・泡盛」専門家・河野 亜樹穂さんによる本格焼酎、泡盛の初心者入門指南

    ・特集:河野 亜樹穂さんがご提案!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

    魅力的なデザインの本格焼酎・泡盛
    魅力的なデザインの本格焼酎・泡盛


    ・酔うために飲むのは古い!?自分のペースでゆっくり味わえる本格焼酎・泡盛
    ・注目の若手女性杜氏へのインタビュー 西平酒造 西平せれなさん


    「本格焼酎・泡盛」ってどんなお酒?

    本格焼酎・泡盛は日本の「國酒」とも呼ばれており、“単式蒸留機”で蒸留された伝統的な焼酎のことを指します。蒸留を通常一回しか行わないため、原材料の持つ香りや味を活かしたお酒を造ることができ、同じ原材料・蒸留方法でも違いが生まれます。原料には麹と米、芋、麦、そば、黒糖などが使われています。特にロックやお湯割りでは焼酎本来の味わいが楽しめるほか、初心者の方には飲みやすいソーダ割も人気を集めています。本格焼酎・泡盛は、いまから約50年の間に大きく3回のブームがあり、特に2003年ごろに起こった第三次ブームにより消費量が増加し、多くの人々に愛飲されて今日に至ります。

    様々な原料が味わいに個性を生み出します
    様々な原料が味わいに個性を生み出します


    豊かな風味と味わいを持つ本格焼酎・泡盛は、お湯割りやロック、ストレートなど、自由なスタイルで飲み方を楽しめるのが特徴です。定番のロック、お湯割り以外でもソーダ割も人気で多くの方に楽しんでいただいております。また、新たな味わい方としてカクテルでの楽しみ方も提案しています。日本酒造組合中央会では、年に一回、本格焼酎と泡盛を使用したカクテルコンペティションを開催し、その魅力を発信しています。

    定番のお湯割りやロックのほか、ソーダ割やカクテルも人気を集めています
    定番のお湯割りやロックのほか、ソーダ割やカクテルも人気を集めています


    2021年2月に開催された「第3回 本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」で優勝した芋焼酎のカクテル
    ホテルメトロポリタン 佐藤大介さん
    カクテル名:「Authority~情熱の架け橋~」

    【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

     

    「本格焼酎・泡盛」専門家・河野 亜樹穂さんによる本格焼酎、泡盛の初心者入門指南

    「本格焼酎・泡盛」が好きで2020年に本格焼酎応援WEBメディア「RANBIKI」を立ち上げ、その魅力を発信している焼酎専門家 河野 亜樹穂さんに、本格焼酎・泡盛を飲みはじめてみたい方や何から飲めば良いかなど入門指南をお聞きしました。

    「本格焼酎・泡盛」専門家 河野 亜樹穂さん
    「本格焼酎・泡盛」専門家 河野 亜樹穂さん


    皆さん、こんにちは!本格焼酎・泡盛専門家の河野亜樹穂です。今回は焼酎ビギナーの皆さんにオススメの銘柄と飲み方をご紹介します。「本格焼酎って難しそう‥」「何から飲んだらいいのかわからない」そんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?このコラムがあなたの悩みを解決するきっかけになれたら幸いです。
     

    ポイント① 「本格焼酎・泡盛」ビギナーは“サッパリした口当たり”と“フルーティーな香り”が楽しめる“サパフル焼酎”を飲もう!

    本格焼酎と聞くと、「口当たりが重そう」「芋くさい」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 実は最近、焼酎業界ではサッパリとした口当たりでフルーティーな香りが楽しめる本格焼酎が続々と発売されています!そういった香りと味わいを持った本格焼酎は、他のお酒にもない香りを感じることができるため、焼酎を今まで飲んだことがない人にも楽しめるお酒になっています。その焼酎を私たちは「サパフル焼酎」と呼び、焼酎ビギナーの皆さんにおすすめしています。“サパフル焼酎”の中から今回3銘柄をご紹介させていただきます。

    初心者にもオススメなサッパリ・フルーティな「サパフル焼酎」
    初心者にもオススメなサッパリ・フルーティな「サパフル焼酎」

    左 【濵田酒造】だいやめ 味わい:ライチ系のフレーバー
    中 【小正醸造】小鶴 the Banana 味わい:バナナ系のフレーバー
    右 【霧島酒造】茜霧島 味わい:白桃のフレーバー

    ◆味わい別の4つの指標
     

    ポイント② 「本格焼酎・泡盛」ビギナーはソーダ割り(焼酎ハイボール)がオススメ!

    本格焼酎は「水割り」「お湯割り」で飲むイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?私も焼酎ビギナーだった頃はそのように考えていました。「水割り」「お湯割り」もおいしいのですが、焼酎ビギナーにはちょっと味が強く感じる場合もあります。そこでオススメの飲み方が「ソーダ割り」(焼酎ハイボール)です!今回は本格焼酎・泡盛を使ったおいしいソーダ割りのつくり方のコツをお伝えします。

    <おいしいソーダ割りのつくり方>

    【用意するもの】 本格焼酎・泡盛、よく冷やした炭酸水(無糖)、ロックアイス、マドラー

    手順① 背の高いグラスにロックアイスを並々と入れます。
    ⇒ソーダ割りは冷えていた方がより美味しいので、マドラーでぐるぐる混ぜてグラスを冷やしましょう。

    手順② 本格焼酎・泡盛を4分目位まで注ぎます。
    ⇒本格焼酎・泡盛と炭酸水が4:6になるのをイメージしながらつくってみましょう!(飲み慣れていない方は最初は2:8の割合でもOK!)

    手順③ 炭酸が抜けないようにグラスのフチから”氷に当てないようゆっくりと”炭酸水を注ぎます。

    手順④ くるっとマドラーで一回ししたら完成!(お好みでミントやレモンを入れてもOK!)

    【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介


    特集:河野 亜樹穂さんがご提案!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

    ・本格焼酎、泡盛には各蔵元の思いが込められた様々なボトルデザインの銘柄が登場しています。その中から「本格焼酎・泡盛」専門家・河野 亜樹穂さんによる、女性でも手に取りやすい魅力的なデザインや味わいの銘柄を8つご紹介します。

    表記内容 ①銘柄名 ②度数 ③種類 ④蔵元名

    【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介


    酔うために飲むのは古い!?自分のペースでゆっくり味わえる本格焼酎・泡盛

    コロナ禍を受けて消費者のお酒との付き合い方も変化してまいりました。お酒に関連するアンケート調査(n=101)では「晩酌の時間が早くなった」(29%)や「酒量が増えた」(28%)と答える方が多く、テレワーク勤務が増えたことにより、夕食の時間が早まり、ゆっくり飲めるので酒量が増えがちになったと予想されます。さらに、「お酒のグレードがあがった」(17%)や「料理に合わせてお酒を選ぶことが増えた」(17%)と回答する方もおり、以前よりもお酒と向き合って、味わって楽しんでいる方が多いことがわかります。飲み方はオンザロック、お湯割りと続き、水割りを抑えてソーダ割が3位にランクインし、本格焼酎・泡盛の楽しみ方として浸透してきているのがわかります。

    【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

    酒文化研究所:アンケート調査(n=101)
    調査期間:2021年6月3日~6月7日

    【日本酒造組合中央会】「本格焼酎・泡盛」NEWS LETTER 2021年 秋号 本格焼酎・泡盛入門!思わず手に取りたくなる魅力的なデザインの“本格焼酎・泡盛”紹介

    酒文化研究所:アンケート調査(n=110)
    調査期間:2020年7月7日~7月14日
     

    ◆注目の若手女性杜氏へのインタビュー <西平酒造 杜氏 西平せれなさん(33)>

    注目の若手女性杜氏 西平酒造 西平せれなさん
    注目の若手女性杜氏 西平酒造 西平せれなさん

    蔵元一押し銘柄は 奄美黒糖焼酎 「加那」30度
    樫樽で熟成させており、黒糖とマッチして香り豊かでコクがある逸品

     鹿児島県の離島、奄美大島で黒糖焼酎をつくっています。高校まで奄美大島で過ごし、大学進学をきっかけに上京し、音楽活動をしていましたが社長である父が体調を崩したことをきっかけに帰郷しました。ひいおばあちゃんが杜氏をつとめていたことや、沖縄・奄美では酒造りをするのは女性という伝統もありいずれは自分が跡を継ぐと考えていました。すぐに杜氏になりたいと言い出せなかったのですが、その当時の杜氏の方も定年間近だったこともあり後押しを受け、約2年をかけて技術を教わりました。

     黒糖焼酎の原料となる黒糖はサトウキビから作られる砂糖のことで、その甘みもあり、クセがなく飲みやすいのが黒糖焼酎の魅力です。どんなお料理とも合わせやすく食中酒としても楽しめるので本格焼酎を飲んだことがない初心者の方にもオススメしたいお酒です。現在はたった4人で酒造りを行っており、そのときにベストと思った味わいをお届けすることを目標に酒造りを行っています。杜氏に就任してから約4年半で感じたことは、これまでやってきた音楽活動と似ていて、お酒造りにはマニュアルがなく、理想をどこまでも追及し続けることができる創作活動だと思っています。これからも奄美大島伝統の黒糖焼酎をお届けしてまいります。

    Q.本格焼酎・泡盛の魅力は?
    A.芋、麦、米、など同じ原料を使っていても蔵元によって味わいがまったく異なるので、1銘柄だけで原料の味わいを決めつけずに様々な蔵元の銘柄を飲んで、その味わいの違いを楽しんでいただきたいです。

    Q.黒糖焼酎にオススメのマリアージュは?
    A.何にでも合わせやすいのが魅力ですが、特にニンニク料理など味の濃い食べ物と相性が良くオススメしています。

    Q.本格焼酎・泡盛の初心者の方やこれから飲んでみたい方に向けて一言
    A.本格焼酎・泡盛は敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、まったくそんなことはないので、気軽な気持ちで飲んでもらいたいです。まず初めの一杯は少量で良いのでストレートで味わっていただきたいです。
     

    日本酒造組合中央会 活動紹介

    ■日本酒造組合中央会 活動概要
     日本酒造組合中央会は、日本が誇る国酒である「日本酒」と「本格焼酎・泡盛」について、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律(昭和28年2月28日法律第7号。以下、「組合法」という。)に基づき、酒税の保全及び酒類業の取引の安定を図ることを目的として設立しました。全国各地の蔵元と協力し、本格焼酎・泡盛の魅力を国内外の消費者に発信すべく日々活動を行っております。11月1日を「本格焼酎&泡盛の日」に制定し、関連イベントを実施してきたほか、「ニッポンを飲もう!【日本の酒キャンペーン】」では、成田・羽田・中部・関西空港などで外国人観光客向けに試飲提供を行うなどのキャンペーンを実施してまいりました。

     また、2021年7月には伝統的な日本文化と國酒を気軽に学ぶことができるWEBサイト「國酒デジタルミュージアム」を開設しました。その他、本格焼酎・泡盛に合う料理レシピや豆知識などを紹介しているInstagram
    (japan_shochu)のほか、美味しい飲み方やおつまみなど、本格焼酎・泡盛の虜にするような情報を発信しているYouTubeチャンネル「ShowTube〜焼酎部〜」では、動画を通じて本格​焼酎・泡盛の魅力をお伝えしています。

    「本格焼酎&泡盛の日」イベント 2018年11月1日
    「本格焼酎&泡盛の日」イベント 2018年11月1日


    ニッポンを飲もう「日本の酒キャンペーン」@羽田国際空港内
    ニッポンを飲もう「日本の酒キャンペーン」@羽田国際空港内


    WEBサイト「國酒デジタルミュージアム」
    WEBサイト「國酒デジタルミュージアム」
     

    YouTubeチャンネル 「ShowTube〜焼酎部〜」
     

     バーシーンにおける本格焼酎振興を目的に、毎年2月に「本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」を実施しています。全国から名だたるバーテンダーが集結し、本格焼酎・泡盛を使用したカクテルで競い合います。訪日外国人が接する機会が多いホテルやバーに本格焼酎・泡盛を広く浸透させ、認知度拡大を図ることを目的として実施しています。また、毎年春ごろに(独)酒類総合研究所と共催している「本格焼酎・泡盛鑑評会」では各蔵元の製造技術と品質の現状を明らかにし、今後の技術向上を図る目的で開催しております。

    「本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」の様子
    「本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」の様子


    「本格焼酎・泡盛鑑評会」審査の様子
    「本格焼酎・泡盛鑑評会」審査の様子


    ■本格焼酎・泡盛について、ご取材を受け付けております。

     日本酒造組合中央会では全国各地の蔵元と協力し、本格焼酎・泡盛の魅力を消費者に発信すべく日々活動を行っております。国内外への情報発信を積極的に行うべく、みなさまからのご取材を随時受け付けております。テレビ番組、新聞、雑誌、WEBなど媒体を問わず、お酒特集や飲み方の指南など、お気軽にご相談ください。当会が運営する「日本の酒情報館」は、歴史と文化を含む日本酒・本格焼酎・泡盛の魅力のすべてを「見て・触れて・体験する」ことを通じて理解を深めていただく施設です。

    「日本の酒情報館」 住所:東京都港区西新橋1-6-15 ※当会ビルの1階にございます。
    「日本の酒情報館」 住所:東京都港区西新橋1-6-15 ※当会ビルの1階にございます。


    全国各地の様々なお酒を1杯100円から 常時100種類以上から試飲が可能です。 ロケ・取材撮影・場所貸しも受け付けております (応相談)
    全国各地の様々なお酒を1杯100円から 常時100種類以上から試飲が可能です。 ロケ・取材撮影・場所貸しも受け付けております (応相談)

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