• リサーチ
  • 【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

  • 2023/05/11 0:00 公開  編集部
  •  株式会社Hakuhodo DY Matrix(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 暢章、以下Hakuhodo DY Matrix)のシンクタンク「100年生活者研究所」は、子どもを持つ20~80代の女性240名を対象に、母親にとっての人生100年時代の幸せをテーマに意識調査を実施しました。

     人生80年時代から人生100年時代に変化することで、母親から見ると子育ての役割を卒業してからの時間が20年長くなります。日常生活をポジティブに過ごすため、子育て以外の幸せを見つけていくことも重要になっていきます。そこで今回、100年生活者研究所では母の日(5月14日)に合わせ、子育て後も含めた母親の日々の過ごし方と人生100年時代の幸せがどのように影響を与えるのか調査を実施しました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは


    【100年生活者調査~母親編~】サマリー

    1. 約77%の母親が「夢中になれるものがある」、60%以上の母親が「もっとほしい」と回答。
    2. 夢中になれるものがある母親は、ない母親よりも約1.5倍高く「100歳まで生きたい」と回答。また、夢中になれることがある母親は、ない母親より約4.7倍高く「子育て後の人生も充実する」と考えている。
    3. 母の日の贈り物に「自分の趣味や好きなことに関連したもの」が上位に入り、子育て後も夢中になれる「新しい出会いにつながりそうな体験」を贈ることが、母親の人生100年時代の幸せにつながる。

     Hakuhodo DY Matrixは「100年生活者を見つめ、人生を通してWell-beingであり続けられる理想社会の実現に貢献する」というミッションの下、シンクタンクである100年生活者研究所を通して、人生100年時代の幸せをテーマにした調査リリースを発信・提案してまいります。
     

    【100年生活者調査~母親編~】結果詳細

     ■Q1. あなたは現在、子育て以外に、日常の中で楽しみながら行っていることや、好きなこと、夢中になれることが1つでもありますか。
     ―77.1%の母親が「子育て以外に夢中になれることがある」と回答

    「Q1. あなたは現在、子育て以外に、日常の中で楽しみながら行っていることや、好きなこと、夢中になれることが1つでもありますか」(n=240)と質問したところ、「はい」と回答した母親は77.1%で、多くの方が自分の好きなことを楽しみながら過ごしていることが明らかとなりました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

    ■Q2. 子育て以外に、日常の中で「楽しみながら行っていることや、好きなこと、夢中になれること」が(もっと)欲しいと思いますか。
     ―60%以上の母親が「もっと夢中になれることがほしい」と回答

     「Q2. 子育て以外に、日常の中で『楽しみながら行っていることや、好きなこと、夢中になれること』が(もっと)欲しいと思いますか」(n=240)と質問し、Q1の夢中になれることの有無別に比較したところ、「はい」と回答したのは、夢中になれることがある母親は62.2%、ない母親は60.0%で、どちらもさらに楽しみがほしいという結果となりました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

    ■Q3. 人生100年時代において、あなたは100歳まで生きたいと思いますか?
     ―「100歳まで生きたい」という気持ちは、夢中になれることがある母親の方が、ない母親より約1.5倍高い

     「Q3. 人生100年時代において、あなたは100歳まで生きたいと思いますか?」(n=240)と質問したところ、夢中になれることがある母親の27.0%が「そう思う」と回答しました。夢中になれることがない母親の18.2%と比べ、約1.5倍高い結果となりました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

    ■Q4. あなたの子育てに対する考え方や、子育てが終わった後の過ごし方について、あてはまるものをすべてお選びください。
     ―夢中になれることがある母親の方が、ない母親より約4.7倍高く「子育て後の人生も充実する」と考えている

     子育ての考え方について聞いたところ、「総合して明るい気分で取り組めている(いた)と思う」と考えているのは、夢中になれることがある人では30.8%、ない人では14.5%となり、約2.1倍の差が明らかになりました。また、子育て後の過ごし方についても聞いたところ、「終わってからの人生も充実すると思う」と考えているのは、夢中になれることがある人が34.6%で、7.3%のない人と比較すると約4.7倍高い結果となりました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

    ■Q5. 子どもから母の日にカーネーション以外でプレゼントをもらうとしたら、どんなものが欲しいですか。
     ―1位は「美味しい食べ物・お酒など」、2位は「自分の趣味や好きなことに関連したもの」

     「Q5. 子どもから母の日にカーネーション以外でプレゼントをもらうとしたら、どんなものが欲しいですか」(n=240)と質問したところ、「美味しい食べ物・お酒など」(54.6%)が最多で、「自分の趣味や好きなことに関連したもの」(47.9%)、「子どもの気持ちが伝わるもの(手紙など)」と続き、自分の関心があるものや趣味にまつわるものが選ばれる傾向にありました。

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは


    調査結果に関する研究員コメント:瀧野 美桜

    【100年生活者研究所】「夢中になることがあると、100歳まで生きたいと思う」調査で判明 母親たちの幸せ度とは

     母親は夢中になれることを見つけることで、子育てを楽しく、明るい気分で取り組むことができるだけでなく、子育てが終わってからの人生も「幸せになりそう」「充実しそう」という期待を持つことができることが明らかになりました。これまで母の日には、日頃の感謝を伝えるために花や手紙を渡したり、家事を手伝ったりする人が多かったと思います。そんな気持ちが伝わるプレゼントがうれしいのはもちろんですが、人生100年時代においては趣味や好きなことに関連したものや、新しい出会いにつながりそうな体験を贈ることで、母親が人生を末永く幸せに過ごすヒントを得られるかもしれません。子育て後の期間が長くなる100年人生を見据え、皆様が母の日の在り方や今年のプレゼントを考える参考になれば幸いです。


    【100年生活者調査~母親編~】概要

    ■調査名:【100年生活者調査~母親編~】
    ■調査目的:母親が夢中になれることと幸福度の関係把握
    ■調査手法:インターネットモニター調査
    ■調査期間:2023年4月
    ■調査対象者:子供のいる20~80代の女性 240名 

新着