【シドニー2023年4月21日PR Newswire】莫大な資源を解き放ち、従来のアプローチによる環境破壊を回避する新たなリチウム抽出工程を開発したNovalith TechnologiesがシリーズA資金調達で2300万オーストラリア・ドルを調達しました。Lowercarbon Capitalが主幹事を務める今回の資金調達ラウンドにはClean Energy Finance Corporation(CEFC)、Grantham Environmental TrustsのNeglected Climate Opportunities Fund、TDK Ventures、Investibleなどが参加しました。
自動車産業は、100年に一度の大転換期を迎えています。内燃機関に代わって、同じコア技術であるリチウムイオン電池に依存する電気自動車が登場しつつあるのです。世界は、この革命の燃料となる炭酸リチウムを2030年までに前年比4倍増の270万トン生産することを必要としています。これまで、エネルギー密度の高いリチウムは、チリ、アルゼンチン、ボリビアの「リチウムトライアングル」と呼ばれる地域に集中する自然塩湖の塩水資源から生産されていました。しかし、このようなプロジェクトでは、大規模な蒸発池が必要で、環境に悪影響を与え、承認が難しく、製品の純度も低いのです。
このような課題により、硬質岩石資源への関心が高まりました。硬質岩石資源は豊富で、現在世界のリチウムの60%を供給していますが、現在の方法では、困難で高価、環境に有害で、需要に見合うだけの速さでラインに乗せることができません。Novalith Technologiesは、ハードロックリチウムの抽出と精製を、大幅に安価で環境に優しく、拡張性の高いプロセスに作り変える新しい工程を開拓してきました。
Novalithは、リチウム抽出のため大量の硫酸に頼り有害な副産物や廃棄物を多数残す従来の工程の代わりに、炭酸水を使ってリチウムをバッテリーグレードの炭酸リチウムとして直接抽出し、副産物として不活性なCO2入り岩石を残すという工程を使用しています。
Novalithの技術は、従来の工程と比較して、工程コスト、プラントコスト、プラントフットプリントをそれぞれ最大65%、50%、25%削減します。また、水の使用量も従来の方法より90%少なく、新たな地域の鉱物資源を開拓することにより、エネルギー転換を促進することが期待されます。また、再生可能エネルギーと組み合わせることで、カーボン・マイナス・リチウム生産への道も開かれます。
連続起業家であり化学エンジニアでもあるSteven Vassiloudis氏が率いるNovalithは、「リチウムの世紀」の到来を早めるために、一流の科学者、エンジニア、化石燃料難民から構成するチームを結成しています。今回の資金調達により、世界中の多数のリチウム資源を処理し、顧客によるテストのための炭酸リチウムを生産するために使用されるオーストラリア・シドニーの新しいパイロット施設を含む、特許取得済みのLiCAL(TM)Technologyの大規模化と商用化が可能となります。
2021年8月にシードファンディングラウンドを行って以来、Novalithはオーストラリア・シドニーに研究開発施設を構築し、国内外の複数の異なる鉱石資源に対応した当社の特許取得プロセスの性能と、持続可能でカーボンマイナスなリチウム生産への道筋を実証しました。
NovalithのSteven Vassiloudis創設者兼最高経営責任者(CEO)は「電化および脱炭素のような重要なものをディスラプトし、有意義に貢献することができるのは、大きなチャンスです。私たちが目指していることの緊急性と重要性を理解する、ミッションに沿った強力な投資家グループの支援を得られたことにとても感謝しています。当社の技術は、リチウムのサプライチェーンを大幅に脱炭素化し、新たなリチウム鉱石の埋蔵量と機会を解き放ち、電気自動車の未来に向けて急速に進む世界に、低コストで環境的に持続可能なリチウムを提供する可能性を秘めています」と述べました。
Lowercarbon CapitalのChris Saccaマネジングパートナーは「Novalithは、硬い岩石からリチウムを抽出するコストを、よりクリーンかつ高速な技術で半減させ、地球全体を露天掘りにすることなく、爆発的な需要に対応できるようにします」と述べました。
CEFCのIan Learmonth CEOは「オーストラリアは世界最大級のリチウム生産国で、世界が今よりも多くのリチウムを必要とすることは明らかです。Novalithの野心的な技術は、リチウム生産をより環境に優しく、よりコスト効率の良いものに変えつつあり、エネルギーの未来を変える蓄電池や電気自動車に必要な電池を供給します」と述べました。
Virescent VenturesのKristin Vaughanマネジングパートナーは「CEFCは、Novalithのようなオーストラリアの革新的企業に投資することで、リチウム生産のための持続可能なオンショアソリューションの開発を支援し、オーストラリアにおけるサプライチェーンの持続可能性強化に貢献しつつあります」と述べました。Virescent Venturesは、CEFCに代わってNovalithの投資を管理しています。
TDK VenturesのAnil Achyutaマネジングディレクターは「Novalithの革新的技術は、私たちの急速な電動化の大望に応えるためにリチウムをより早く入手することを可能にするだけでなく、CO2を貴重な電池材料に変換することによって、工程全体のCO2フットプリントを大幅に削減することができます」と述べました。
▽Novalithについて
Novalith Technologiesは、オーストラリア・シドニーに拠点を置く気候変動技術企業で、二酸化炭素を利用してリチウム化学物質の生産を簡素化しています。
同社は、リチウムの採掘と精錬の未来には、炭素集約型のエネルギー源を排除し、理想的には炭素廃棄物を炭素価値に変えることが必要であるという信念に突き動かされています。
NovalithのLiCAL(TM)リチウム抽出技術は、従来の処理に比べて装置、化学試薬、水、エネルギーの使用量が大幅に少なく、資本コストと生産コストを削減することができます。また、リチウム化学品の製造においてCO2を直接使用し、隔離することで、既存のプロセスや代替プロセスと比較して、はるかに小さな排出フットプリントを生み出します。
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