ルンド、スウェーデン, 2023年1月31日 /PRNewswire/ -- スウェーデンの医療技術スタートアップであるSyntachは、心不全患者のための画期的な装置であるSyntach心臓サポートシステムの開発に対し、欧州イノベーション会議(European Innovation Council、英文略称:EIC)から最大1500万ユーロの出資を受けることになりました。今回の承認は、2021年12月にSyntach ABが発表したEICからの250万ユーロの助成金の獲得に続くもので、EICアクセラレータプログラムの下で1750万ユーロを上限とするブレンドファイナンスの一部を構成します。また、当社はPatrick N.J. Schnegelsbergを任命しました。Schnegelsbergが最高経営責任者(CEO)に就任し、Syntachの革新的な心不全患者に対する低侵襲心臓サポートシステムの開発を加速させます。
EICアクセラレーターは、先駆的な新会社を対象とした資金調達プログラムで、破壊的なイノベーションの市場への投入を支援することで、欧州のユニコーン創出を目指すものです。 Syntach心臓サポートシステムは、選び抜かれた厳しい評価プロセスを経て、まだ満たされていない大きなニーズである、心不全患者へのソリューションを提供する画期的な医療イノベーションとして評価されました。
心不全は6,400万人以上の人が苦しむ、世界的に最も多い死因の一つです。 また、Syntach心臓サポートシステムは現在のシステムとは異なり、開胸手術を必要としない低侵襲の心臓サポート装置です。 Syntachのシステムは埋め込み電池によって駆動するため、皮膚に駆動線を通す必要がなく、従来の機器に見られるような多くの副作用を回避できます。 心臓の機能を代替するのではなく、心臓の房室面の自然な動きをサポートし、強化することで、一回一回の心臓の動きをより効果的にするシステムといえます。
Syntachの新CEO、Patrick NJ Schnegelsbergは、20年以上にわたる業界経験と専門知識をSyntachにもたらしています。 直近では、Occlutech Groupで最高執行責任者(COO)を務めたほか、 Patrickは医療技術やバイオテクノロジーのスタートアップで経営幹部を務め、ウォール街のバイサイドやセルサイドの両企業でディレクター職も務めてきました。 また、AcoraiおよびScandinavian Real Heartの取締役も務めています。
Syntachは、規制および品質問題の戦略的役割を担う副社長として、医療機器の研究開発およびRA/Qにおいて15年の経験を有するシニアリーダー、Cansel Isikliを採用しました。 Syntach入社以前は、Occlutechグループの研究開発担当副社長を務め、10種類以上のクラスIII医療機器の開発と登録を管理しました。 また、Prem R&D ConsultingとCERES Healthcare Technologiesを設立しました。
Tor Peters会長は次のように述べています。 「心不全の治療法を革新し、この治療法をグローバルに提供できる会社を作ることが私たちの目標です。 私たちは素晴らしいチームを結成し、EICや世界の心臓病学、心臓外科学のコミュニティからの素晴らしいサポートと組ませていただき、将来の展望を非常に明るく捉えています。」
Syntachはスウェーデンのルンドに本拠を置き、複数の学術研究センターと協力して、革新的な心臓サポートシステムや僧帽弁インターベンションシステムを開発しています。 また、ルンド大学臨床科学・臨床生理学科の心臓MRグループに所属しています。 ルンド大学の学術チームは、心臓の機能に関する研究でパイオニア的存在です。
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