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  • KPSキャピタル・パートナーズ、INEOSエンタープライズからコンポジット事業を買収

  • 2024/12/05 05:16 公開  KPS Capital Partners, LP
  • 不飽和ポリエステル樹脂、ビニル・エステル樹脂、
    ゲルコートの世界的大手企業

    ニューヨーク, 2024年12月5日 /PRNewswire/ -- KPSキャピタル・パートナーズ社(KPS Capital Partners, LP、「KPS」)は本日、新たに設立した関連会社を通じて、INEOSエンタープライズ・ホールディングスII社(INEOS Enterprises Holdings II Ltd、「INEOSエンタープライズ」)からINEOSコンポジッツ(INEOS Composites、「同社」)を買収する最終契約を締結すると発表しました。買収完了時の推定額は約17億ユーロになると見られています。取引の完了は、規制当局の承認および協議プロセス(特に、両社が独占交渉を開始したフランス事業に関する協議)を経て、2025年前半になる見込みです。

    INEOSコンポジッツは、プラスチック複合材料の製造に使用される不飽和ポリエステル樹脂、ビニル・エステル樹脂、ゲルコートの世界的な大手メーカーです。同社が対象とするのは、建築材料、レクリエーション、輸送、風力エネルギーを含む世界中の大規模エンド・マーケットです。INEOSコンポジッツは、幅広い樹脂を販売しています。顧客は、それを基に自社の製品特性(耐腐食性、難燃性、耐紫外線性、耐水性、耐薬品性、断熱性、電気絶縁性、耐衝撃性、耐傷性、高強度対重量比など)を最適化できます。オハイオ州ダブリンとスペイン・バルセロナに本社を置くINEOSコンポジッツは、約900人の従業員を擁し、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、中東で17の製造施設と3つのテクノロジー・センターを操業しています。

    KPSのマネージング・パートナーであるRaquel Vargas Palmer氏は次のように述べています。「特殊複合樹脂の世界的な大手メーカーであるINEOSコンポジッツを買収できたことを嬉しく思います。市場における同社の主導的地位と長年にわたる顧客基盤は、差別化された製品の品質、信頼性、強力な技術サービス能力の証です。当社は、KPSの数十年にわたるプロセス産業への投資経験、卓越した製造とグローバル・ネットワークへのコミットメントを活用して、収益性を高め、イノベーション、継続的な改善、優れた顧客体験を中心とした起業家的文化を創造していくつもりです。最高経営責任者であるAndrew Miller氏およびINEOSコンポジッツ・チームと協力し、同社の価値創造の機会を加速させることを楽しみにしています。」

    INEOSコンポジッツの最高経営責任者Andrew Miller氏は次のように述べています。「KPSの所有の下で、独立した会社として築いていく未来に興奮しています。KPSは、世界トップクラスの産業企業を設立し、成長させてきた実績があり、理想的なパートナーです。卓越した製造、設備投資、研究開発に対するKPSのコミットメントは、グローバルなプラットフォームと多額の資本資源を伴って、業界をリードする製品と優れたサービスを顧客に提供する当社の能力を高めてくれるでしょう。」

    INEOSエンタープライズ会長のAshley Reed氏は、「コンポジッツは過去5年間、INEOSエンタープライズの一員でした。この間、安全性と財務実績の大幅な改善を達成しました。さらに、製品の品質と一貫性を強化し、経営面と商業面の能力を強化することで、市場での地位を確固たるものにし、将来のさらなる成長のための強固な基盤を確保してきました。」

    ポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソン(Paul, Weiss, Rifkind, Wharton & Garrison LLP)はKPSの法律顧問です。パイパー・サンドラー(Piper Sandler)がINEOSエンタープライズの財務アドバイザーを、スローター・アンド・メイ(Slaughter and May)が法律顧問を務めました。本取引を支援するためのコミットメント付き債務ファイナンスは、ゴールドマン・サックス・バンクUSA(Goldman Sachs Bank USA)、バークレイズ(Barclays)、シティ(Citi)、インテサ・サンパオロ - IMI CIB部門(Intesa Sanpaolo - IMI CIB Division)および三菱UFJ銀行により提供されました。

    INEOSコンポジッツについて
    INEOSコンポジッツは、プラスチック複合材料の製造に使用される不飽和ポリエステル樹脂、ビニル・エステル樹脂、ゲルコートの世界的な大手メーカーです。同社が対象とするのは、建築材料、レクリエーション、輸送、風力エネルギーを含む世界中の大規模エンド・マーケットです。INEOSコンポジッツは、幅広い樹脂を販売しています。顧客は、それを基に自社の製品特性(耐腐食性、難燃性、耐紫外線性、耐水性、耐薬品性、断熱性、電気絶縁性、耐衝撃性、耐傷性、高強度対重量比など)を最適化できます。INEOSコンポジットの詳細については、www.ineoscomposites.comをご覧ください。

    KPSキャピタル・パートナーズ社について
    KPSは、その関連管理会社を通じて、214億ドル超の運用資産(2024年9月30日現在)を有する投資ファンド・ファミリーであるKPSスペシャル・シチュエーションズ・ファンズ(KPS Special Situations Funds)の運用を担当しています。30年以上にわたり、KPSのパートナーは、基礎材料、ブランド消費者、ヘルスケア、高級品、自動車部品、資本設備および一般製造業などを含むさまざまな業界の製造業および工業企業への株式投資を管理することにより、大幅な資本増価の実現に向けて取り組んできました。KPSは、主に財務レバレッジに依存するのではなく、有能な経営陣と建設的な協力を図り事業を改善し、ポートフォリオ企業の戦略的地位、競争力、収益性を構造化することによって投資収益を生み出すことで、投資家に価値を生み出します。KPSファンドの投資先企業は現在、合計で年間約237億ドルの売上高を上げ、30カ国で251の製造施設を運営しています。また、全世界で直接および合弁事業を通じて約65,000人の従業員を擁しています(2024年9月30日現在、最近の買収を考慮したプロフォーマ情報)。KPSの投資戦略と投資先企業については、www.kpsfund.comまでご覧ください。

    INEOSエンタープライズについて
    INEOSエンタープライズは、北欧、米国、カナダで化学製品を製造する事業ポートフォリオで構成され、全世界で27億ユーロの売上高を誇ります。同社は、顧客のニーズの開拓と、新製品や製造施設への投資、または買収による急速な成長に重点を置いています。英国、ドイツ、スウェーデン、スイス、カナダ、米国の拠点で約3,100人の従業員を擁しています。INEOSエンタープライズは、INEOSグループ・ホールディングス(INEOS Group Holdings)の銀行グループには属していません。詳細については、www.ineosenterprises.comをご覧ください。

    ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/1023167/KPS_Logo.jpg

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