ウェブ動画で若者に訴求 刃物のまち・関市のピーアール


 岐阜県関市が「日本一の刃物のまち」の認知拡大を目的に制作したウェブ動画「もしものハナシ」が話題だ。刃物が存在しない架空の世界を舞台に、チョップで野菜を切ろうとする母親や、お客さんの髪を噛み切ろうとする美容師など、刃物の無い世界で苦心する人々の姿を描いている。

 9月30日にYoutubeの関市公式チャンネルで公開されたこの動画は17万回以上再生され、ウェブニュースでも紹介されるなどして拡散した。内外切抜通信社が「関市」をキーワードに実施したツイッターの露出調査でも、動画公開前1週間の平均ツイート数が229件だったのに対し、公開日の9月30日は1558件、翌10月1日は1855件と大きく数字を伸ばした。また、「刃物」というワードを含むツイートも動画公開日以降大幅に件数を伸ばし、刃物のまち・関市のピーアールに繋がっている。

 関市は世界でも有数の刃物工業都市でありながら、同市が実施した調査では、刃物が特産品であることは全国的に認知度が低く、特に20~30代の若年層で顕著だったという。今回、若者に訴求力の高いウェブ動画というツールを使ったことは、若年層への認知拡大に効果的な選択だったのではないだろうか。