甲州ワイン:山梨県が首都圏でキャンペーン


 山梨県は16日、地元特産で日本固有のブドウ品種「甲州」を原料とした「甲州ワイン」のキャンペーンを東京都内で展開すると発表した。「開けよう、甲州。」をキャッチコピーに、新聞広告や百貨店などでのフェアを通じ、甲州ワインブランドの認知向上を図る。

 甲州ワインは、OIV(国際ぶどう・ワイン機構)に日本で初めて品種登録された日本固有のブドウ品種「甲州」から作られた白ワイン。近年、品質の向上が著しく、国内外で評価が高まっており、今年の国産ワインコンクールでは甲州ワイン9点が金賞に輝き、海外の著名ソムリエやワインジャーナリストからも評価されている。

 発表会見には、横内正明・同県知事や国際ソムリエ協会会長の田崎真也さんが出席。田崎さんは、スパークリングや小樽(こだる)仕込みのものなど7種類の甲州ワインをテイスティング。「同じ山梨県内で作られた甲州種を使っていても、非常にバリエーションが豊か。この7種だけでも『甲州』の可能性が見えてくると思う」と語り、「若干アルコールを低めに抑えても、非常に繊細で上品な味わいになる。酸のやわらかさが日本料理の味わいのバランスと調和が取りやすく、伝統的な日本料理と相性がいい」と魅力を語った。

 会見では、キャンペーンの概要とともに、甲州ワインのロゴマークも発表。同キャンペーンでは、東京・銀座の百貨店などで「甲州ワインフェア WEEK in 銀座」(11月3~11日)を開催するほか、山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」(東京・日本橋)で11月3~30日、同ショップ2階にある「レストラン Y-wine」では19日~11月16日に甲州ワインフェアを実施。「田崎真也ワインサロン」(東京都港区)での甲州ワインのセミナー(11月12日、12月5日)など関連イベントも多数行われる予定。また、甲州ワインの特設サイト(http://www.koshuwine.jp/)も開設する。

 横内知事は「甲州ワインを、もっと日本人のワイン愛好家に知って、味わっていただきたい。また、ワインツーリズムという形で、山梨の風土やワイナリーを大勢の方に訪れてもらう、観光振興の面でも大いに期待していますし、甲州ワインを飲んでいただければ、当然甲州ブドウの生産も増えるので、農業の振興にもなる」とキャンペーンに期待をかけていた。(毎日新聞デジタル)